TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

about

”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


大切にしていること
2018年02月24日

おはようございます。
久しぶりの投稿は、オススメの記事です。


平林奈緒美さんというアートディレクターを
ご存知でしょうか?
人物は知らなくても、きっとどこかで
平林さんのお仕事を見たことがあると思います。
それくらい、影響力のある
いろんな仕事をされている方です。


その方が手がけられた岡山のワイナリーの
お仕事について書かれている記事をご紹介します。
(記事はこちら)
詳しくはリンク先で見てください。


同じ土俵だとは思いませんが
TAjiKAの鋏やパッケージを考えた時は
同じようなことを考えていました。
私が何か考えるときに


「想像・イメージ」


はとても大切にしています。
普段考えていることを言葉にするのは
あまり得意ではありませんが
考えの似ている記事を見て
私の中に言葉がストンっと入ってきました。
是非、読んでみてください。

あけましておめでとうございます
2018年01月07日


こんにちは。
少し遅くなりましたが
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

hinode2018.jpg

昨年は、極力イベントなどに出ず
作ることに力を注ぎました。
少しメディアにも出ましたが
5月から従兄弟の旦那さんに
来てもらうことになり
教えることの難しさと
自身の作業を確認する良い機会になりました。
徐々に体制も整い、さらに前へ進めそうです。

今年も引き続き作ること中心になりますが
いくつかお話も頂いているので
皆さんに興味を持って、楽しんで頂けるような
ものにできたらと思っています。


2016年秋から始まったTAJIKA Journalですが
配布期間が意外と短いこととしっかり配布をしたいので
次号(vol.4)から半年毎の発行→10ヶ月に変更します。
webを立ち上げたり、いろんなこと考えていますので
是非ご期待ください。

まだやるべきことが多く、追いついていないですが
日々楽しみながら進めていきます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します!

「選んで決める」
2017年11月30日

こんばんは。
今日はオススメの展示をご紹介します。

aa.jpg

京都の「祇園ない藤」という履物屋さんの
番頭さんである関塚さんのギャラリースペース「AA」で
「選んで決める」という展示が
今週日曜の12月3日から開催されます。

関塚さんと出会ったのは今年の夏くらいなのですが
お互い、伝統的な仕事に就きながら
その技術を使って、新たなことに挑戦している点や
興味のあることが似ているなど、すぐに意気投合。
先日、AAで開催された「Sun/kakke」の販売会にも
寄らせて頂きました。


今回、4名の選ぶ人がそれぞれ選んだ物を
展示販売されます。その一部はこちら↓

aa2.jpg

Sun/kakkeのデザイナー、尾崎雄飛さん
京都かみ添の店主、嘉戸浩さん
名古屋セレクトショップkinkオーナー、安田茂さん
AAギャラリーオーナー兼ない藤の職人、関塚真司さん

選ぶ人の全員と面識がありますが
個性の強い4人がどんな物を選んでいるのか
とても気になるところです。
物もそうですが、「何故それを選んだのか」を
是非知りたいし、聞いてほしいです。
3日はオープニングイベントとして軽食がある他
選ぶ人全員がいるそうなので、是非声をかけてみて下さい。
詳細は以下の通りです。

----------------------------------------------------

「選んで決める」

日時:12月3日 13時スタート
(会期、4日以降の営業時間に関しては
インスタグラムで案内があるそうです。→@aa_sekizuka
場所:京都市東山区渋谷通本町東入北棟梁町311−1
(行き方:清水五条駅2番出口から徒歩4分
五条通を東へ、東山郵便局手前を右折、次の角を右折した左側)

----------------------------------------------------

先日京都に行きましたが、とても良い季節です。
ちょっと人は多いですが、観光がてら
是非展示を覗いてみてはいかがでしょうか?


TAJIKA Journal
2017年11月19日

こんばんは。
遅くなりましたが、TAJIKA Journalについて
ご紹介したいと思います。


tajikajournal_vol.jpg


この冊子は、私自身が全く鋏のことを知らないとしたら
どうやって選ぶのだろうとふと疑問に思ったことがきっかけになり
「違いや選ぶ基準」を伝えるための媒体を作ろうと考えました。

内容は、多鹿の鋏に関係のある方を中心に
私が話を聞きたいと思った方へのインタビューと
鋏に関するコラム。そして、裏面は全面ポスターになっています。

今は、技術的な話に入る前の刃物や材料の話を中心とした
基礎的な内容ですが、将来的に多鹿治夫鋏製作所でしか
作ることのできない鋏の技術についても紹介していこうと
考えています。

これは1号を配布する際に、媒体説明として入れていた内容です。
------------------------------------------------------------------------------------

その昔、中世ヨーロッパでは修行を積み、職人になった徒弟は、
各地を回りながら腕を磨いていたのだという。
Journeyman」と呼ばれるその職人たちは、まさに旅人のように

様々な人や土地と出会い、新しい技術を生み出していた。


それは遠い昔、父が配達先で技術を観察し

研究していた風景と重なる。

父は様々な刺激を小さな工夫に変えて新しい道具や鋏を作っていた



そうして気がつけば私も、旅をしながら、新しい考えや

その土地の人たちに出会うことを繰り返している。

違う世界を知ることは、物と向き合うことと同等に

新しい気づきを与えてくれる。



TAJIKA Jornalと名付けたこの小さな冊子は

はるか昔、Journymanが旅をしながら残した足跡のように

TAJIKAが見て感じた旅の記憶を書き留めた記録です。

そして、いつか未来に繋がる

小さな文献となるようにと願っています。

私たちがこれからも鋏を作り続けるために

何が必要なのかを問い続けるために。

これから定期的に発行する TAJIKA Journal にご期待ください。

------------------------------------------------------------------------------------


1000部限定なので、様々な場所で配布できないのですが
その分、興味のある方や興味を持って頂けそうな
他業種のお店、作り手のスペースに置いて頂いています。

配布場所は、鋏の取扱店に少部数と
Aesop(東京、金沢、京都、神戸、福岡の5店舗)
※諸事情によりvol.3までの配布となります。
かみ添、YUY BOOKS、F/style、archipelago
大谷製陶所、PAPIER LABO、Gloini
で配布にご協力頂いています。

今後、もう少し増えるかもしれませんが
それまでに読みたいという方がいらっしゃれば
送料さえ頂ければお送りすることは可能なので
ご連絡ください。



TAJIKA Journal vol.3 発行記念イベントレポート
2017年10月25日

こんばんは。
前回に引き続きイベントレポートです。
ワークショップの模様は前回書きましたので
今回はトークについて。


しっかりトークというよりは
参加者は作業をしながら
atsumiさんと私がお話する形でスタート。
出会いや見学・取材に来られた時の話。
鋏の製造方法、メンテナンス方法の話など
質問も受けながら話しました。


最後10分ほど使って
今回のイベントで一番伝えたかった
鋏の「違い」について。


まず鋏に触れず、見た目だけで
どちらが切れそうか判断してもらいました。

sbs_event.jpg

少し分かりにくいので、もう少し寄ります。

sbs_event2.jpg

写真だと見た目があまり変わらないですが
実物は、艶(光り方)や形などはっきりと別物と分かります。
ほとんどの方が左側の鋏が切れそうとのこと。
その後、触って、糸を切ってもらいました。

すると、右側の方が良かったという方が
多くなりました。


正解というか、鋏を作る者として
どちらが優れた物か答えると
左側の方が使い心地も価値も高い鋏です。
(左が一部の職人しか作ることのできない
高度な技術を必要とする製法で作った和鋏。
右は竹二の和鋏です。)


実は、以前D&D大阪でトークをした時にも
同じような話をしたのですが
その時は今回と真逆か二つの違いが分からない
という方が多かったです。


この話は、正解を選んでほしかったのではなく


・触って違いを感じること。
・自分には何が使いやすいのか気づくこと。
・どんな基準で物を選ぶのかを考えること。


実際に体験することで、こうしたことに
気づくことが目的でした。
ショーケースに入っている物や
ネットショッピングでは絶対に分からない
触って初めて気づけること。

誰かのものさしで選んだ物ではなく
自分にとって何が使いやすく、合っているのかを知ること。

お店で1万円と千円で売られている鋏が
あるとしましょう。
普通に考えると、1万円の方が
良い物に決まっています。
しかし、使って見ると千円の方がしっくりくる。
そんな経験ありませんか?
普段から使い慣れている物の方が
あなたにとっては価値の高い物なのです。

使う人によって、必要とする性能は異なります。
今回参加された皆さんにとっては
二つの鋏が違うことはなんとなく分かるけれど
竹二の和鋏が切りやすかった。
これが答えです。

何も分からず選んでいたことから
一歩進んだのではないでしょうか?
この二つの違いに気づいて、これから先
最終的に左の和鋏を使いたいと思ってもらえる
そうなることが私の目標です。


少しずつ、こうした機会を作ったり
Journalを通して伝えていくことで
鋏はもちろん、鋏以外の物を
どうやって選んでいくのか
考えるきっかけになれば嬉しいです。

今回、WSとトークに参加頂いた皆様、atsumiさん
スタンダードブックストアの中川さん、五百森さん、河村さん
沢山の方にお世話になりました。ありがとうございました。
また機会があれば開催したいと思います。


TAJIKA Journalについて
まだ詳しく紹介できていないので
後日、書こうと思います。