TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

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”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


ビフォー・アフター
2016年06月18日

今回、倉敷ではお手入れをテーマに
展示をしたと前回お伝えしましたが
偶然にも、7人の方が研ぎ直しの鋏を
持ってきて下さいました。

倉敷で知り合ったお仕事で使われている方は
日頃から修理の依頼がありますが
会場で受け取ったのは初めて。
みなさん大事に使って下さっているのが
伝わる鋏達でした。


弊社に研ぎ直しがきますが
その中でも、あまり見ない状態の
鋏を預かったのでご紹介します。
(持ち主には了承頂いています。)

before_repair.jpg

切った後、枝や葉っぱに隠れて
どこにいったか分からず
見つかった時にはこの状態。。

恐る恐る持ってきてくださったのですが
初日の最初のお客様だったので
なぜか笑ってしまいました。
あとで聞くと、怒られるかと思ったそうです。

なったものはしょうがないので
それをどうにかするのが私たちの仕事。
修理をして、こうなりました。

polish.jpg

錆びは奥に入っていくので
ほおっておくとどんどん侵食して
ボロボロになってしまいます。
幸い、奥までは入っていなかったのですが
間近でみると、錆びで凹んだ所が
ボコボコになっています。

実際はこうならないようにすること
錆びてしまったら、なるべく早く修理に出して頂ければ
ほぼ新品の状態に戻せます。
何事も早い対応が大事ですね。


「鋏は修理できるもの」
という認識がない方が多いかもしれませんが
切れ味が悪くなったら早めに修理して
大事に使っていけば、一生物。
中には修理できない物(状態)もありますが
弊社の物は基本的にすべて修理可能です。
まずはご相談ください。

フィールドオブクラフト倉敷2016
2016年06月11日

こんばんは。 
今日は、先月の21、22日にあった
フィールドオブクラフト倉敷について
少し書きます。

kurashiki2.jpg
展示風景はこんな感じです。
右奥には竹二の鋏も並べていました。


kurashiki.jpg
D&Dの展示でも好評だったblack仕様
倉敷でも人気で、copperと迷われる方が多かったです。


毎年新しい製品を発表できるわけではないので
同じ製品を持って行くことになるのですが
毎回楽しみにして下さる方のため
いつもテーマを決めて展示しています。
今年は「お手入れ」でした。

写真を撮り忘れたのですが
サンプル鋏と布、ブラシ、バケツを用意して
特に園芸用の鋏のお手入れ方法を
具体的に説明しました。
あと、以前から作っていた油用ケース(写真右上の箱)も
販売してみました。(詳細は7月にはwebにて。)
思っていた以上に売れて驚きました。


webに動画を挙げていたり、口頭で
説明はしますが、実際に見て頂くことで
それほど手間のかからないことを知って頂ければ
続けて頂けるだろうと思います。
作業時間は3分もあれば十分です。
習慣として身につけば
なんともないことなのですが
実際にやるのは難しいようですね...。

やるとやらないでは
数ヶ月、半年と時間が経つごとに
すごく差が出てきます。
錆びさせてしまってから
後悔するんですよね。
それでもそれを機にやらないと!となるなら
錆びも良い薬となるのかもしれません。

もしもの時には、錆びを取って
きれいに磨きますので安心してください。
ただ、無理な場合もあるので
詳細は次回blogにてご紹介します。