TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

about

”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


「多鹿治夫鋏製作所とTAjiKA」
2016年02月26日

こんばんは。
今日は一つお知らせを。
FBやtwitterではお知らせしていたのですが
昨日から、D&D大阪店で展示が始まりました。

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「多鹿治夫鋏製作所とTAjiKA」
場 所:D&Department OSAKA 1F
日 時:2016年02月25日(木) - 03月29日(火)11時30分〜20時
詳細はこちらで
http://www.d-department.com/jp/archives/shops/29107


昨年に引き続き、今年も展示をさせて頂けることになりました。
2012年頃から鋏を広めるための展示を開催し
知ってもらう、触れてもらう、使ってもらう
と段階を踏んで各地で開催してきました。
そうした段階では、難しいことを伝えるより
まずは知ってもらうことに重点を置いてきましたが
今のままだと、「手作り」で「同じ形の鋏」だと
何がどう違って、どう良いのかが分からないし、伝わらない。
そろそろ、もう一歩進める時かなと感じました。

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今回、鋏の展示・販売はもちろん
他社の鋏との違いや技術を伝えるための道具を作りました。
写真ではお伝えするのが難しいので
是非、会場にお越し頂ければ嬉しいです。

明日、27日お昼以降は私もお店におります。
キッチン鋏を使って、お味噌汁も作る予定です。
一歩進めると言っても、初めて知った方もいると思います。
今回も珍しい鋏も展示していますので、まずは触れに。
もう知ってる!という方も、鋏の奥深い世界を触れに
是非お越し下さい。お待ちしております。



BORO・デザイナートーク
2016年02月21日

こんばんは。
更新、遅くなりましたが
お伝えしていたように
BOROの展示と連動したイベント
デザイナートークについて。


以前、同じ神戸ファッション美術館で
開催されていた「感じる服、考える服」展でも
出展されていたmatohuの堀畑さんと関口さん。
自分が着るような感じの服ではないので
コレクションなど見たことはなかったのですが
毎期のテーマの作り方など、とても興味深かったです。

matohu.jpg

16年の春夏テーマは「かろみ」
この他、テーマになった日本語を
いくつか紹介下さったのですが
自分で意味を調べたくて
それだけメモして来ました。


「かさね」


「やつし」


「尽くし」


websiteには2010年から始まった
テーマとコレクション、映像も
見ることができます。(website)


四季の遷り変わり、その変化や
色を単色ではなく、細かく細分化して
眼で見たものの色を表現することのできる
日本の、日本人の本来持っている
繊細な感受性を

今の技術を使って、今感じる色の表現で
ものづくりをされているmatohuは
本当に素敵だと感じました。

余談ですが、
私も仕事を始めた頃
何かの役に立つかな?と思い
青幻舎から出ている
「日本の傳統色」
という本を買っていました。
matohuは、ものづくりをされる考え方も
とても近いものを感じたので
これから注目していきたいと思います。


次回は、直前になりましたが
25日から始まる展示について
お知らせします。ではでは

※写真はmatohuのwebsiteからお借りました。
左の女性が来ているコートは今季のテーマ
「かろみ」のコートです。

BORO
2016年02月11日

こんばんは。
今日はオススメの展示をご紹介します。


六甲アイランドにある神戸ファッション美術館で
「BOROの美学」という展示が開催されています。

boro.jpg


以前から、高級メゾンで展示されていたり
古布を使った洋服などを目にすることが増えました。

私自身、もともとファッションが好きですし
そうした経年変化でしか得ることのできない
雰囲気であったり、パワーを感じる物に惹かれます。

展示でも、そういった物が展示されていましたが
これがブームになって消費されないか(もう消費されているか...)
そもそも、こうした物は贅沢品であった布を
直しながら使い続けていく。という精神から生まれたもので
それがネタになって、消費されるのとは
真逆のものだと思います。

物の格好良さはもちろんですが
それに至るまでの経緯というか
物を大切に使い続けるということが
沢山の方に伝わると良いなと思いながら
展示を見て回りました。
入場料も気軽に入ることのできる金額ですし
興味のある方は是非どうぞ。


私が毎日使っている仕事のエプロンも
見学に来られた方などから「いい感じだね。」
と言われることがあります。
全く気を使わず、汚れたり、破れたりしてるからでしょうか?
将来的にうちのエプロンもBOROとして
展示される日が来るのか!?なんて(笑)
破れたら、継ぎはぎしてくれる祖母に感謝ですね。
皆さんのお宅には、使い続けている物ありますか?

次回は、この展示の企画で
matohuのデザイナートークを聞いてきました。
そのことについて書こうと思います。ではでは

recommend book
2016年02月04日

こんばんは。
今日は久しぶりにオススメの本を
ご紹介したいと思います。


少し面識のあるアートディレクターの
増永明子さんのお仕事も掲載されている
「デザインのプロセス」
designprocess.jpg
本には7人のデザイナーさんが
実際に携わった仕事について
どのように仕事を進めていったか
詳しく解説されています。

私は、増永さんや周りの方から
事例に上がっている会社の仕事について
少し話を聞いていたので、より分かりやすかったですが
初めてみる方にも十分すぎるくらい
詳しく説明書きが入っています。

不採用となったデザインも載っていたので
自分がクライアントの立場だったら
という視点で、仕事の推移を追っていきました。


こういう本は、デザイナーが読むもの。
と思いがちですが、どちらかというと
仕事を頼むクライアント側が読むと
デザイナーの考えていることが少しは理解でき
より仕事が円滑に進むのではないかと思いました。
私の場合は、単純にデザインも好き!
という理由読みましたが(笑)

知り合いということもありますが
それを抜きにしても、増永さんの事例が
一番興味が湧き、面白かったです。
気になった方は、是非読んでみて下さい。
ではでは。